パクリのソナタ2004
 
 マスコミ主導のブーム
04/12/05

不可解な「様づけ」

「ヨン様」「ジウ姫」という、不可解な呼び名が流行っているらしい。テレビやラジオで韓国人タレントを形容する時には、男性には「様」、女性には「姫」を付けなければならないという。

タレントの伊集院光は、自分が担当するラジオ番組の中で、スタッフから「ヨン様」「ジウ姫」と呼ぶように強制されたことを愚痴と共にぶちまけている。なぜ韓国人タレントにだけ「様づけ」「姫づけ」なのか。一説によると、様付けをすることでギャラが格段に違ってくるというが、そのような理由だけでマスコミ各社がこぞって「様づけ」するものなのだろうか、不思議である。「様づけ」「姫づけ」につづき、韓国人男性に「イケメン」という枕詞がつくようになったが、これもまた理解できない。いわゆる韓国ブーム(韓流)とやらには、いつも不思議がつきまとう。

ファンが贔屓の俳優を様づけして呼ぶことは昔から有ったようで、杉良太郎の「杉さま」はよく知られている。しかし、最近の「様づけ」は、マスコミが意図的に流行らせようとしたものばかりだ。1997年には映画タイタニックの主演男優を「レオ様」、2002年の共催W杯では「ベッカム様」が飛び交ったが、これらはマスコミが無理矢理に定着させたものであって、ファンの間から自然発生的に生まれた言葉ではない。同様に、「ヨン様」という単語も突然、湧いた。

 

無名俳優がいきなり「ヨン様」に

2004年4月3日、羽田空港に降り立った韓国人俳優ペ・ヨンジュン氏のお出迎えに、7,000人とも言われるオバファン(オバサンファン)が殺到し、世間は度肝を抜かれた。その1年前からNHKでは衛星放送で韓国ドラマ「冬のソナタ」を放送しており、ある程度は知られた存在ではあったらしい。しかし、殆どの日本人はペ氏を知らなかった。空港に集まって泣きわめき地べたに寝っ転がる原始人のようなオバファンのニュース映像を見て、多くの日本人が呆気にとられた。

しかも、この殆ど無名に近い韓国人を、NHKをはじめとするマスコミは突如として「ヨン様、ヨン様」と呼び始め、国賓待遇で持ち上げ始めたのだ。来日の初日は「ペさん」とでも呼ばれていたようだが、それでは日本語の響きとして格好が付かないと思ったのか、翌日あたりから「ヨン様」という奇天烈な単語が飛び交うようになった。NHKは看板番組「ニュース7」のトップ項目でペ氏の来日を報じ、民放や雑誌もNHKの援護射撃とばかりにペ氏の特集を組み、マスコミ総掛かりで「韓国ブーム」が作り上げられていった。特にNHKや一部マスコミの「韓国狂い」っぷりは凄まじく、「韓国ブーム」を既成事実とすることに多大な努力を払っている。某朝日系AERAという雑誌は、「冬のソナタはインテリ御用達の知性派ドラマ」という嘘八百の煽り報道を、夏頃に5週連続で行った。ちなみに、韓国本国では冬のソナタは子供向け恋愛ドラマであり、しかも「古くさい」との理由で人気が無かったとのことである。

【参考】
2004/ 4/ 6 8:38 >オバサン好みなのかなぁ(^^;) 【Yahoo!掲示板】 (キャッシュ
2004/ 4/ 6 23:02  笑われてしまいました(苦笑) 【Yahoo!掲示板】 (キャッシュ

韓流なんていらない|20041121

 

ヨン様の悪口は禁止

テレビ出演するタレントや解説者には、「ヨン様の悪口は言わないように」と釘がさされるという。なぜわざわざこんな指令を出さねばならないのか分からないが、そういえば、テレビに出ているタレントの殆どはヨン様や韓国ドラマを持ち上げる発言しかしない。ペーペーの新人タレントや、売れてないお笑いタレントほどそういう傾向がある。18才やそこらの、どう見ても韓国ドラマに興味のなさそうな水着ギャル(死語)が、「ヨンさま好きですぅ」と発言しているのを見ると、痛々しさすら覚える。

ヨン様の悪口といえば、朝のワイドショー(NTV)のキャスターを務める麻木久仁子が、「冬のソナタはまどろっこしい」「ヨン様より中村俊介さんの方が良いワ」と発言しただけで、ペ氏のオバファンから大抗議を受け、翌日に謝罪したという恐ろしい言論弾圧事件があった。よほど恐ろしい思いをしたのか、これ以降、麻木は「ヨン様」を腐す言葉は一切口にせず、ペ氏の話題を振られると頬をひきつらせて「ヨン様、ヨン様」とうわごとのように口走っている。

【参考】
http://d.hatena.ne.jp/tetsuto/20040706

 

中高年のブーム

「冬のソナタ」と「ペ氏」のファンは、中高年女性が多い。ペ氏の2度目の来日時にワイドショーが調べたところによると、追っかけファンの平均年齢は45〜46歳だったという。ファン自らも自分たちの年齢が高いことは気にしていたようで、「彼の為にも是非とも30代の若い女性をファンに取り込みたい」と熱く語るファンも居たぐらいだから、30代女性ですら珍しい存在だったようだ。

なぜ中高年の彼女らに「冬のソナタ」(2002年作品)が受けているのかというと、数十年前を懐古させる古くささと、ベタで先が読める分かりやすいストーリー展開が安心感があって良いらしい。言ってみれば、お年寄りにとっての「水戸黄門」のようなものだろうか。こんなファンの年齢層を反映してか、「冬のソナタ」にまつわる単語はどこか古くさい。「冬のソナタ」を短縮した「冬ソナ」という呼び方も、ファン層に似合わない若ぶった言い回しがかえって年寄り臭を感じさせる。さらに珍妙なのは、ソナチアンに、ヨンフルエンザ。「ソナチアン」は冬のソナタファンのことで、「ヨンフルエンザ」はインフルエンザとヨン様を掛け合わせた造語とのこと。これを編み出したのは、かなりなお歳の方なのだろうなと想像する。

最近では若い女性や児童向けの雑誌にまで「韓流特集」が進出している。日本の若い女性がペ氏にメロメロであるかのようなテレビCMまでも放送されていた。しかし、現実に若者層に韓国が流行っている気配は無く、これらのイメージ戦略が成功しているかというと疑わしい。2002年の共催W杯で若年層に根付いた「韓国嫌い」は、韓流ブームの押しつけで更に悪化しようとしている。中高年にしても、すべての人が韓国ドラマを好むはずもない。現在の乱痴気ブームに辟易している日本人がぺ氏ファンの何千倍いることか、韓流を煽っている方々は想像したことがあるのだろうか。